社会貢献して、しっかり儲けよう。
僕は今まで、「金儲けのため」だけに働いてきた。
大学卒業して一部上場企業の建材メーカーへ。
福利厚生もしっかりしているし、給料もまぁ申し分ない。
ルート営業だけど日々激務で、やりがいを感じるということにはほど遠い感じだった。
その次は、訪問販売。
新卒で入った会社も建築業界だったけど、ここでも一緒で一軒家のリフォーム
営業だった。毎日、個人宅をピンポンし(一日100件くらい?)、「お家の排水管洗浄しませんか」と営業し、その日の内に契約・洗浄。
さらに、コミュニケーションを取って、話題を家に振って、屋根やら外壁やら内装やらのリフォーム契約をいただくというやつ。
まぁグレーな感じ。
その時の営業経験は貴重な経験だったけど、お客さんの気持ちやリフォームした方がいいですよというより、自分たちの利益が最優先だった。だからアフターフォローなんて、あってないようなもんだったし、常に罪悪感で営業していたような気がする。
そんで次の仕事は、飲食業界。
某ホテル内にあるレストランなんだけど、そこではお客さんの気持ちに出来るだけ寄り添えるような仕事ができたかなと思う。ただ、そこに来るお客さんが全てではないけど、富裕層の人が結構多かった。
だからそういう方のお話を伺っていると、
「え、そんなやり方でお金稼いでんの?」
「え、稼いだお金をそんなことに使ってんの?」
と思うことばかりが多かった。
レストランの次は、ホテルの宴会の現場も覗いてみた。
やっぱり、構図は同じだ。
単なる金儲けビジネスで得た金を使ったパーティ、ゴマすりすりなパーティ、親睦を深めるという名で無駄に金を浪費するパーティ。
そんな活動を見れば見るほど、自分の心は荒んでいった。
「おれは何してんだ?こんな浪費するだけの活動(=仕事)をしてていいのか」
*
社会貢献って、何だろう。
人によっては、上記のような仕事も立派な社会貢献だという人がいる。
でもそもそも、どんな範囲のことを「社会」と定義し、さらに、どこに向かうことが「貢献」と呼べるのか。
この方が面白い感じのを記していたので、シェア。
「誰かが笑うと、誰かが泣く」
これは、昔にふと思い浮かんだことなんだけど、やっぱり、間違っていないと思う。
これが良い悪いは置いてといて、今、この瞬間に、自分がお腹いっぱいであると同時に、空腹になる人が居てる。
社会は、地球は、全て絶妙なバランスで成り立っていると思う。
それを事実として自覚しておくべきだなと思う。